中紀の自然を守る会より(経過報告及び今後について)御坊サーフポイント(スイカ)についてのお知らせ
中紀の自然を守る会は、長年にわたり、御坊サーフポイント(スイカ)のある野島地区及び隣接地区住民からの苦情を受け付けております。その度に我々はお詫びを申し上げ、みなさまにはこれまで毎年のように注意や警告をお伝えしてまいりました。
しかし本年、改善されるどころか、漁船内での糞尿、船の操業を無視した駐車、漁港通路での無謀運転、漁港内でのリクレーション行為(漁港は住民たちの仕事場)などの極めて卑劣な行為が頻繁に行われました。これらの被害を被った地元住民は、サーファーの漁港内への立ち入り禁止(侵入防止の杭設置)を討議されております。
そこで、我々は通路を閉鎖して、一人一人がサーファーとしての行動を見直す機会とし、更には、我々と協力サーフィン団体、地元協力者のみなさま、ここを訪れるサーファーが、ポイントの将来について話し合う期間としました。(閉鎖は地元住民の了解を得ています。また、閉鎖期間中に迷惑行為は一切発生しておりません。)
度重なる話合いでポイントの存続意義、我々の活動への理解と協力、迷惑行為の撲滅方法、などが活発に議論され、その中で重要となる約束事(ルール)が決定しましたのでお知らせします。
●サーファーとしてのパブリック・ルール、ローカル・ルールの遵守。
●以下にローカル・ルールの一部を抜粋。
・駐車スペースの徹底すること。
・地域住民の利便性を最優先の行動を徹底すること。
・漁港内での宴会、キャンプ、車中泊は禁止。
・ロングボード、SUP、ファンボードでの入水禁止。
(地元少年少女サーファーの安全保護・育成のための措置として地元協力者のみなさまからの要望。近年発生したロングボード愛好家による、トラブル、事故の多発、ポイント独占行為行等の防止のため。 )
現在我々は、地元住民へ迷惑行為のお詫びと、再発防止の決意、漁港内利用(駐車スペース)のお許し、上記ルールに基づくポイント管理徹底などをお伝えし、解放へ向けて事を進めております。通路開放へは段階を踏んだ運びになるかと思われますが、人としてサーファーとして、良識のある行動とポイントを守るための活動への理解をお願いします。
今後は上記事項を、和歌山県サーフィン連盟、関係行政、関係機関へ報告し協力を要請してまいります。更に、野島区サーフポイント(スイカ)の環境整備(トイレ、駐車場整備)を行政等に積極的に働きかけていきます。
中紀の自然を守る会/御坊市野島区住民 協力会: 那智サーフィンクラブ